1970年代にたくさん存在し、漫画サイクル野郎にも出て来た格安宿泊施設だったユースホステルが消えて行く

１９７０年当時は

お金の無い若者向け旅行者の安い宿泊所として

全国、全世界に数多くあった宿泊施設、ユースホステル

YHと略した看板マークだった

有料の会員制だが高度経済成長以降、上昇していく物価高の中

当時としてはかなり安く泊まれ食事なども安く設定され

お金の無い若者には安く泊まれとてもありがたい宿泊施設だった

上記は昭和５５年の会員証

会員は満４歳以上なら誰でもなれる

年会費は１５歳以下の少年パスで

５５０円、20歳未満が青年パス９００円

成人パスと年齢によって少し違う、海外でも使えるようだ

更新はユースホステル協会でする

確か自分は最寄りの好日山荘でやったと思う

研修会や合宿にも使われるようだ

専用の宿もあるが町立経営やお寺なども宿泊施設として使われる

宿の支配人はペアレントさんと呼ばれる

安く泊まれるが規則が厳しく（お酒は飲めないなど）、

食事の後は食べた食器を洗ったり

布団、毛布を自分でたたんだり、

特に部屋は見知らぬ人との２段ベッドの相部屋

現在なら知らぬ人との相部屋や交流などは嫌がる人が多いだろうが

当時はそういう同じ旅人との交流なども

ユースホステルの醍醐味だったようだ

食事後のミーティングでは

宿泊者の旅人の紹介や全員でのゲームなどもあった

これも現在では会社の忘年会の様に参加拒否する人もいるかも

宿泊するとそこのユースホステル独自のスタンプやシールが

会員証に押される

ユースホステルハンドブック（定価350円）もあり

１９７０年代は北海道から沖縄まで全国にたくさんあった

自分がユースホステルを知ったのは

１９７０年代当時、少年キングという週刊漫画に連載されてた

荘司としおさん作の「サイクル野郎」

これは高校受験に落ちた自転車屋の少年が自転車で日本一周する

漫画で宿代を安くあげる為にテントでのキャンプやこの全国に

あったユースホステルを利用して旅をする

行く先々で全国のユースホステルに泊まっていろんな人たちと

知り合って楽しそうだったので自分も泊まってみたいと

中学生の時、友人2人で3箇所のユースホステルに行ったことがある

一番最初は大阪府の河内長野ユースホステル　1978年８月12日

ここは丁度1978年に出来たばかりでとても綺麗だったが

なぜか楽しみにしてたミーティングが無かった

http://www.jyh.gr.jp/~kawachi/

〒586-0086大阪府河内長野市天野町１３０５-２

tel:０７２１-５３-１０１０fax:０７２１-５３-１０４２

関西サイクルスポーツセンターのすぐ近くだったので

帰りに寄った

で次が1979年４月、大阪府豊中市の服部緑地ユースホステル

この時は１人旅していた東京の男の人

と仲良くなり他のユースホステルの話や

旅の話を聞いたり前でフリスビーをしたりした

1979年、昭和54年4月に服部緑地ユースホステルに宿泊　45年振りに服部緑地ユースホステル跡地へ

1979年8月の兵庫県淡路島の淡路ユースホステル

1970年代、昭和時代に世界にたくさんあったユースホステル　淡路ユースホステルに宿泊

1980年代のバブル時代以降は

高級やリゾートホテルなどの流行や個人時代で

プライバシー優先の時代になっていったせいか

徐々に廃れ始めていき

バブル経済崩壊後もデフレ化の波の影響で

格安宿泊施設も出来始めユースホステルのメリットも薄れ

ほとんどのユースホステルが廃業し姿を消し

もはやユースホステルは過去の遺物となったようだ

ただ今の個人主義の時代に自由と勝手がごっちゃになって

規則の設定や他人への注意や教えがはばかれる時代には

あの規律などが他人へのマナーの気遣いなどで教わる事も

あったので今ではあの時代も良かった事は良かった

また最近ルームシェアの流行などで

あの頃の事が見直されるかもしれない

 

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