和歌山県和歌の浦はかつては海辺の景観地ともあって
静岡県の熱海温泉と並ぶ人気の新婚旅行の観光地だった
その人気観光地だった和歌の浦に建っていたホテル
宇宙回転温泉 北村荘グランドホテル
自分の両親は昔から旅行好きで1960年代から良く旅行に行き
よく泊まった旅館のパンフレットを持って帰って
平成以降になってもほとんど保管していたので
2002年に和歌の浦に連れて行って廃墟になった北村荘グランドホテル
を見せたら、ここは見覚えがあり行った事があるというので
昔の写真やパンフレットを探したら
2000年頃、関西の最大の廃墟と言われインターネット上で
廃墟マニアのレポートが一杯で賑わっていた
和歌山県和歌の浦の宇宙回転温泉で有名な
この北村荘グランドホテルの物も出てきた
世界初 宇宙回転温泉 北村荘グランドホテルのパンフレット

90年代半ばに倒産し長らく廃墟として放置された
宇宙回転温泉 北村荘グランドホテルも
昭和30年代のパンフレットの中では元気に営業する
当時のこのパンフレットによると

客室は110室(内バス トイレ付き 74室)
このパンフレットには載って無いが当時世界中の話題となった
アメリカのアポロ月面着陸の昭和44年頃に出来たので
各部屋がソユーズ、北極星など宇宙の名前が付けられていたらしい
ただ両親が行ったのは昭和30年代なので後でそれにあやかって
アポロの部屋が付けられたのかも
同和歌山県有田市の昭和40年代開業の有田観光ホテルも
同じ理由で温泉がアポロ風呂の名が付けられている
この当時は日本がまだアメリカ文化への憧れがあった時代かな
ご宿泊料金 御一人様(1泊2食付き)3500~8000円と安いが
昭和3~40年代当時だから現在なら15000~30000円くらいかな?

1987年12月26日公開の映画、フーテンの寅さんの
第39作寅次郎物語にも登場したのでその映画で
この北村荘グランドホテルの営業時の外観は見ることが出来る

放映時の1987年頃のガイドブックに載った和歌の浦のホテル、旅館
当然北村荘グランドホテルも載っていて
緑と潮騒に包まれたリゾートと紹介されている
料金は上記より物価上昇し一人10000円~20000円と結構高価だが
規模を考えると他のホテルよりそう高くない
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(1983年頃の和歌の浦の地図)
観潮遊園バス停前下車

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玄関はかなりの高台だから景色は良かっただろう

豪華な玄関ロビー、1960年代当時らしく
ややケバケバしい豪華さか

和歌の浦の名産お土産屋、色々と取り揃えてありますとある
これだけの規模の観光ホテルだから
当時はたくさんの業者が出入りし搬入作業をしていたんだろうな

ゲームセンター、昔懐かしい射的もあるしクレーンゲーム
ピンボールゲームなどの今では懐かしいゲーム達が一杯写っている

サパークラブと書いてある
今はもうそんな呼び方は無いからBARのようなものかな

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スナック、和歌の浦の夜を語る魅惑のスナックとある

室内にあるプール、期間は6月20~9月20日
なんと冬は上に畳を挽いて150畳の宴会場に変身する

大広間は350畳、入れ替え時は畳屋さんは大変だが商売繁盛(*^^*)

世界初を謳うホテルの目玉の宇宙回転温泉
1970年代当時はホテルの最上階や山の頂上に回転展望台喫茶など
回転する装置が流行ったから浴場にその装置を付けたのは
1970年代当時としては画期的な物だったのかもしれない
かなり大きなホテルにしては浴場はそんなに大きく無いかな
実際は天然温泉では無いようだ、この天然温泉が出なかった事が
和歌の浦が寂れた原因のひとつとも言われている
このホテルに泊まってこの宇宙回転温泉のお風呂に入った
両親に聞くとこの回る浴室は覚えていて
ガッガッとゆっくり回って気色悪かったという
タオルを入れていて床に置いていた桶が
出るときは向こう側に離れて行ってしまうとも言ってた

全盛期の和歌の浦の観光のひとつ、今は無き
新和歌遊園の高津子山ロープウェイもパンフレットに載っていた
北村荘グランドホテルから車で約5分
淡路、四国まで一望、地球の丸さまで解りますとある
高津子山ロープウェイは1994年に廃止され
1997年に新和歌遊園や山頂の回転展望台と共に
ロープウェイも解体撤去されたので今は存在しないので
現在は歩いて登るしか無いし新しく出来たやぐらのような展望台は
かつての回転展望台の様に従業員も電気もトイレも無いが
今でも山頂からの景色は美しい

この新和歌ロープウェイが動いてる現役時も
上記のフーテンの寅さんの映画に少し出てくる

この下に新和歌ロープウェイがあった

パンフレットのモデルの女性のサングラスのファッションも
山本リンダのようなパンタロン姿も昭和40年代っぽい😄
2002年の同じ場所、反対側


1984年頃の和歌の浦の主流ホテル、北村荘グランドホテルは
まだ現役営業中なので載っている、
和歌の浦のほとんどのホテルが政府登録、
国際観光旅館連盟、日本観光旅館連盟
料金は一人8000円~13000円とパンフレット時より
物価上昇で大分上がっているが大きなホテルにしては
他の小さな旅館やホテルと比べてそう高くない

(1985年の和歌の浦観光旅館組合には載っていない)

1985年の夜の和歌の浦にはネオン煌めく在りし日の
宇宙回転温泉、北村荘グランドホテルの姿があるが
2000年以降の和歌の浦では夢の跡のような風景が
昭和の頃はホテルの夜景が多かった和歌の浦も廃業ホテルが相次ぎ今は真っ暗な風景に 廃墟のお土産屋もしぶとく残っていたがついに消滅





















