昭和レトロな遺物、歴史として残された富士スピードウェイ　1970年代にあった30度バンク跡地

静岡県の駿東郡にある富士スピードウェイに

旧車イベント　ハチマルミーティングの見学で行ったので

前から見たかった今はもう廃止されている昭和の遺物の

30度バンクを見てきた

所在地： 〒410-1307 静岡県 駿東郡小山町 中日向６９４

電話： 0550-78-1234

建設： 1963年12月19日

富士スピードウェイは1960年代に

かつてイタリアのモンツァ・サーキットのように

急なバンクの付いたフルコースの１周６キロメートルもあった

しかし1974年（昭和49年）６月2日に行われた

ＧＣレース、シリーズ第2戦で

あの1975年、1977年、1984年の

Ｆ１ワールドチャンピオンのニキ・ラウダと

ヨーロッパＦ２シートを争いに破れたものの、その後

1976年のＦ１ワールドチャンピオンになった

ジェームス・ハントのF2のナンバー２ドライバーとしての

1974年のシートが決定していた、

つまり1970年代当時は日本人にとって

雲の上の存在だったＦ１ドライバーに最も近づいた男、

風戸裕選手

その命を奪った程の大きな死亡事故を起こした事もあって

それ以来使われなくなった、

1970年代の流行の漫画、サーキットの狼の中でも

流石島レースで30°うず潮バンクというのが出てきているので

この富士スピードウェイをモデルにしているのかも

そしてここでその危険さをアピールする為か

酷い大クラッシュを何度か描かれていた

うず潮バンクに飛び込んだドライバー達は皆

ウォーすげえ！なんというＧだ！体の自由が利かねぇ！

と叫んでいる

富士スピードウェイは１９７７年にＦ１で使われた時は

世界一平均速度が速いサーキットだった

が、現在もその跡地は放置され荒廃しているが

一応残ってるらしいので　旧車イベント

ハチマルミーティング　2018を見学した後に

80年代のドラマ　西部警察特殊車両　太陽にほえろ！七曲署のパトカー軍団　ハチマルミーティング 　2018　

見に行った

メインストレートの先にあると聞いたので少し歩いて

あの先のようだ

看板の説明によると

富士スピードウェイの30度バンクは、

世界に類を見ない急角度バンクの下りコーナー、

1966年（昭和41年）富士スピードウェイ開業時から

1974年（昭和49年）までのおよそ10年間に

数多くの名勝負が繰り広げられたが、

1974年（昭和49年）の

富士GC（グランチャンピオンを略したもの）

２戦を最後にコースの安全性の理由から使用されなくなった

2005年のリニューアルを機に、

富士スピードウェイの歴史を語る1ページとして

「30度バンクメモリアルパーク」

として整備し30度バンクを保存することとなった

バンクに行くための道

かつて死闘を繰り広げた30度バンクの跡地

もう草が生い茂り時の流れを感じる

1970年代のスーパーカーブームの

火付け役の漫画だったサーキットの狼の中の

風吹裕矢の初レース流石島レースでも

30度うず潮バンクが出てきて多数のレースマシンが

大クラッシュしている様子が出てくるが

実際、富士スピードウェイの30度バンクも

危険だったようでついに30度バンクは廃止された

30度くらいなら大した事ないように感じるが

実際に少し登ってみると

真ん中までも行く途中でも転がりそうになる

登らないで下さいと注意書きもある、確かに危険だった😅

廃止後は万が一のメインストレートで

トラブルが発生した場合にバンク方面に逃げられる

エスケープゾーンとして残されていたが

２００５年の改修工事で

もうコースからも遮断されているので

2度と使われることはないが

あの事故によって名ドライバー風戸裕選手、鈴木誠一選手の

尊い犠牲は出してしまったけれど数々の往年のレーサー達が

命を懸けて戦かった場として

歴史を語る1ページとして保存してくれたのは良かった

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