廃業、取り壊しから再開　地域を思う病院院長の思いが通じた復活　昭和38年開業の寿楽温泉　昭和レトロさを残してリニューアルオープン

大阪市住之江区北加賀屋にある昭和レトロな銭湯　寿楽温泉へ

ここは先日、関西テレビの朝の番組、よ～いドンに出て来た

テレビで見たのは

昭和38年に開業した寿楽温泉

開業当時の北加賀屋は造船の町として栄え

そこで働く労働者の体を癒した銭湯だったが

2021年8月31日に奥様の病気で休業しご主人自体も高齢の為

皆さまに惜しまれながら60年間の幕を降ろした

廃業後はもう残しておいても仕方がないと解体の準備を進め

店前で解体業者と解体工事の話をしていた所にたまたま奥様と

愛犬キャバリアの散歩をしていた南港病院の院長が通りかかり

銭湯のオーナーがいたので再開させるのですかと聞くと

いや、もう解体しようと工事の人と話をしている所と伝えると

南港病院の院長は驚き残念に思い

造船の街加賀屋で約50年前には南港病院には造船所で

負傷した人々がよく担ぎ込まれて来た

そのもっと前から寿楽温泉は存在し同じように造船所で働く人の為に

存在し地域に愛されてきた憩いの場の銭湯

銭湯が廃れば人情も廃ると

だんだんと銭湯が地域から消えつつあることに寂しさを感じていた

南港病院院長はその場で名刺を渡し是非経営を引き継がせて欲しいと

寿楽温泉はそのまま医療法人が経営する銭湯として残された

寿楽温泉

運営　社会医療法人三宝会 南港病院

創業　1963年 創業

寿楽温泉

そして日々の生活で会話が少なくてもここへ来れば

誰かと話せる、子供からお年寄りまでいろんな世代が混ざり合い

やすらぎと賑わいのある交流の出来る銭湯を目指す

という事で古民家のような古き良き銭湯の風情を残して

新しく生まれ変わった

そのテレビを見て行きたくなり大阪市営地下鉄四つ橋線

北加賀屋駅で降りて歩いて寿楽温泉へ

裏口から来てしまった

ここは釜戸の方かな

所在地　〒559-0011

大阪市住之江区北加賀屋1-10−1

電話番号　080-4788-9586

営業時間　午後3時～11時

定休日　毎週水曜日

玄関前は北一本通商店街だがあまり活気はない

隣の湯と書かれた場所はコインランドリー

暖簾を潜ると入り口はオープンな感じだが木目の番台や床などは

そのまま残されているらしく昭和レトロの風情は残したまま

老朽化していた建物は工事し過ごしやすい現代にマッチした空間にして

バーカウンターや生ビールも設置

リニューアル前はここは自動ドアだったらしい

入浴料金は券売機で買うシステム、前にはグッズがたくさん売っている

脱衣場にはかなりレトロな時計が飾られ鏡には昭和レトロな地域広告が

そのまま残されている

湯は軟水で浴槽は中央にシンプルなＬ字型で深風呂、浅風呂内に

超音波気泡風呂ジェットが３連と

奥の電気風呂はソフト、マッサージ、タタキ、指圧の4つのモード

リニューアルされているだけあって浴場はかなり綺麗

今日は夏の酷暑だったので良かったのが入り口右側にある

冷水シャワーは水風呂が無いので気持ち良かった

トイレは現代風に綺麗にリニューアルされている

脱衣場を出た廊下にも休憩の椅子が、落ち着く和風な縁側

広告看板も残されている

前には庭園、ここから2階の大きな和室で休憩出来るみたい

元は前オーナー夫婦の住居だったよう

ちょっと自分は上り口がわからなかった

トイレの前には出入り口があり、ボイラー室になっていて

ボイラー室見学と円広志さんもやっていたが薪を焚べる

体験も出来る、予約が必要みたいだが

なお、前オーナーの方は引き続き薪焚きの指導者？

として引き続き雇用されているようだ

毎週土曜日は子供無料やランナーズ銭湯の加盟、

寿楽夏休み企画「銭湯deおしごと体験」など

さらに病院が運営するからこそできる、「託児サービス」「介護体操」

「女性向けエクササイズ」「アロマケア」などのまちの保健室的役割の

イベントも随時開催

そして地域の交流場所として、近所の酒屋さんやマッサージ屋さんによる

出張イベント、有志のお客さんによる音楽イベントなど

様々な会をみんなでつくっています。

今後は銭湯もこういう経営の仕方があると参考になるとこも出て来るかも

帰り際に女性スタッフからたくさんイベントもやってるので

また是非どうぞと言ってもらった

その後は寿楽温泉に置いてあった加賀屋の情報冊子、加賀屋ブリコラ

に載っていた加賀屋の新スポットを見に

かつては造船所で栄えた商店街も今は寂れた昭和の商店街に　北一本通商店街　加賀屋市場商店街　が、寿楽温泉の復活、恐竜効果で巻き返しも

 

 

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