昭和時代にあった本物の飛行機を改装した喫茶店　飛行機喫茶　ヒコーキ喫茶　和歌山県串本

１９８６年春、今から30年前

和歌山県の那智勝浦に仕事で滞在で行ってた時に

1980年代、昭和時代の地方観光ホテル従業員の仕事の裏事情　那智勝浦温泉、かつうら御苑

よく車で４２号線を走って串本方面へ行ってた時に見て

珍し物好きなので入ってみた飛行機の喫茶店

階段のとこに倒れかけているが

ヒコーキ喫茶と書かれた看板がある

外観は結構やれていた(^_^;)階段もかなり錆びているし

タラップ代わりの入口への階段を登って搭乗口から中へ

中は確かに喫茶店のように座席やテーブルを追加し

改装されている、飛行機の形から長い丸いドーム型だ

年配のおじいさん？が１人でやってるようだ

中はそんなに綺麗でなくやや古びている

画像で見ると７０年代の喫茶店のようで

今から見るとケバケバしい色の昭和レトロな感じだが

1986年のバブル前の時代だから当時は薄暗い内装は

もはや昭和50年代の

時代遅れのスナックのような古臭く感じた

元は４０人乗りの旅客機だからそんなに大きな飛行機では無い

コーヒーなどのソフトドリンクの他、軽食、

定食もあったのでハンバーグ定食を食べた、

まあ喫茶店だから味は普通だったと思う

最初は遠くから見た時はてっきり作り物と思ってたが

店主のおじさんは話かけてきてそれによると

この飛行機は本当に飛んでた飛行機を

輸送では無く本当に飛行してここに持ってきたらしい

当時はここは海岸沿いの広い空き地だったので

本当にここで離陸したというのを信じていたが

今思うと飛行場で無い所に離陸していいのかと思うが

まああの時代の1970年代は大雑把な時代だったし

田舎だから今なら絶対無理だろうと思う事でも

そういう事も本当に出来たのかもしれない

今となっては本当かどうかはわからないが

そして中を改装して喫茶レストランとして1985年時点で

すでに１０年以上営業しているようだ

まあここまで改装してしまったら

もう飛ぶことは出来ないだろうから

廃業した時はどうするつもりでいたのか

あの時代は後の事も考えない気楽な時代だったから

最後は想像するにしばらく廃業のまま

廃墟廃車体として放置され

バラバラに解体され撤去かな？老朽化も酷かったのかも

車体には

昭和観光開発株式会社　NANKI　HIMEと書かれている

1948年製だから1985年時でも３８年経っていた

米国社　コンベアー　CVー240

1970年代に譲り受けたらしい、

自分が行った時は平日の昼間だったせいか

自分以外に客はいなかったが

オーナーのおじさんは今は暇だけれど

夏頃にはたくさんの人で一杯になると言っていた

帰って地元の職場の人にこの飛行機喫茶の事を聞くと

ああ、串本の汚い飛行機のとこか、１０年以上前からあるけど

あそこはあんまり流行ってないようだよと言ってた

現在はもうないようなので

串本のどこにあったのかはわからないが

数年前地元の知人によるとそういやあったなと覚えていて

串本では無く　和歌山県東牟婁郡串本町姫

現在のコメリホームセンター 南紀店あたりにあったらしい

ほぼ同じアングルで、あれから31年という時が流れた

1970年代当時は古いものは時代遅れの邪魔な遺物として

ゴミのように扱われバスや電車の払い下げなど結構あって

遊園地や公園に使い古しのように飾られたり飲食店に使われたり

試行錯誤の時代だったから人の目を引くために

アイディア先行の物がたくさんあったので

あの頃は飛行機喫茶といっても当時の人から見て

変わり種ととらわれたりしてそう珍しいものでは無かったかも

時代を先取りしすぎたかな

静岡県浜松市にも飛行機喫茶というのがあるので行ってみた

ここは喫茶店の周りの敷地に飛行機がたくさんある

廃車体の飛行機に囲まれた喫茶店、喫茶飛行機　静岡県浜松市

 

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